【読売新聞コラボ企画|新聞で「社会」を知ろう】
インタビュー:水卜麻美さん(日本テレビアナウンサー)

2018/03/14
インタビュー

等身大で正直に …水卜麻美さん 日本テレビアナウンサー

プロフィール

水卜麻美(みうら・あさみ)  1987年、千葉県生まれ。2010年、慶応大学卒業後、日本テレビ入社。翌年から昼の情報番組「ヒルナンデス!」を担当。「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン)で13年から4年連続トップ。今年の「理想の女性上司」(明治安田生命保険)でも1位。10月から朝の情報番組「スッキリ!!」の司会を務める。

(※就活ON!SPECIAL2017年9月号より。年齢や情報は掲載時のまま)

 大学では英米文学を専攻しましたが、英語はほとんど話せませんでした。自慢できる趣味や特技もなかった。

 だから就職活動はつらかったです。エントリーシート(応募書類)では自己PRを書かなければならないのに、何も思いつかない。長所を挙げようとしても一個もなく、がくぜんとしました。

 小学生のころから、漠然とアナウンサーになりたいと思っていました。でも、そのために何かをしてきたわけではなく、その時にやりたいことをしてきました。

 中学、高校の部活動や大学のサークルでバレーボールを約10年続けましたが、実力は予選で敗退する程度。大学時代の夏休みや冬休みは、塾講師のアルバイトに費やしましたが、教えた子どもを難関校に何人も進学させたといった実績はありません。

 大学3年生になって、就活を始めると、私と同じアナウンサー志望の学生たちは、何かの大会に優勝していたり、驚くような資格を持っていたりと、経歴ではかなわないことがわかりました。

 これはダメだ。あるもので勝負するしかないと思いました。これまで自分が頑張ったことの中に、自分らしさが詰まっていると考え、それを必死で拾い出しました。

 ゼミの合宿の野球大会で全力疾走した話、バレーボールのチームでは、弱いなりにみんなで1勝でもできるように工夫をして練習したこと、塾の理科の授業で私の話をなかなか聞いてくれない小学校低学年の子に、どうしたらこちらを向いてもらえるか何時間もかけて考えたこと……。

 東京のテレビ局を4社受けて、最初の3社は不採用。落ち込んで泣きました。

 それでも、「等身大で臨んで入れなかったら仕方がない。わからないことはわからないと正直に言って、面接官と会話をするつもりで選考に臨もう」という気持ちで今の会社を受け、採用されました。

 結果的に、立派な経歴がなくても就活はできました。エントリーシートに書く内容のために無理やり今から何かを始めるのではなく、小さなことでも自分が全力投球したことで勝負してもいいのではないでしょうか。そして面接では会話を楽しみましょう。(聞き手・山田睦子 写真・松本拓也)

MEMO:自己PR 話題性より独自性
 エントリーシートや面接で尋ねられることが多い「自己PR」や「学生時代に力を入れたこと」が、自分にはないと悩む就活生は多い。就職・採用コンサルタントの沢本和重さんは、「採用する側が聞きたいのは、何をしたかではなく、それを『なぜ』『どんな意識で』したかで、そこから仕事に向き合う姿勢を見ている」と指摘する。

 「サークルの部長を務めました」ではなく、「部長だったとき、皆が話を聞いてくれず苦労した」ため、「自分が皆の話を傾聴できるよう努力しました」などとつなげば、人となりもわかるし、独自性を打ち出せるという。

 「力を入れたことがないと思う学生でも、本当は何かあるはず。知人や家族ら周囲に相談すると見つかりやすい」と沢本さんはアドバイスしている。

INFORMATION

 読売新聞は、仕事について考える学生に向けて「就活ON!」という紙面を毎週火曜日の朝刊に掲載しています。毎月第1火曜日に掲載する拡大版「就活ON!SPECIAL」は4ページのフリーペーパーとして、大学のキャリアセンターや大学生協など全国300か所以上で無料配布しています。就活ON!の予告は こちらから

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